2026/05/11

【代表コラムシリーズ】トリセツ〜拝啓 進路を考える子どもがいる保護者の皆さまへ〜

この記事は5分で読むことができます

三橋 亮太

PLAYMAKER株式会社 代表取締役
元プロサッカー選手

路を考える子どもがいる保護者の皆さまへ贈る 進路を決めるべき高校世代サッカー選手の「トリセツ」

INDEX

1. はじめに ― この歌をしたためた理由

こんにちは!MOISHの三橋です。

「進路を考え始めた我が子に、どうフォローしたらいいんだろう?」

――この質問、年間進路サポート質問ランキングで毎回必ずBEST3に入ってきます。

それだけ、多くの親御さんが迷い、悩み、ときに孤独を感じながら我が子の進路と向き合っている。そんな保護者の皆さまの想いに少しでも寄り添えたら、と思って、一曲の歌に気持ちを込めてみました。

それでは、聞いてください。

2.トリセツ

この度はこんな私の進路考えてくれてどうもありがとう。
ご検討の前にこの取扱説明書をよく読んで
ずっと正しく優しく扱ってね。
一回きりにつき返品交換は受け付けません。
ご了承ください。

話振ると不機嫌になることがあります。
理由を聞いても
答えないくせに放っとくと怒ります。
いつもごめんね。
でもそんな時も懲りずに
とことん寄り添ってあげましょう。

定期的に褒めると長持ちします。
駆け引きがうまくなってるとか
小さな変化にも気づいてあげましょう。
ちゃんと見ていて。
でもトラップ大きいとか
余計なことは気付かなくていいからね。

もしも隣の芝生青くなってきて
比較しがちな時は
私が初めてゴール決めた
あの日を思い出してね。

これからもどうぞよろしくね。
こんな私だけど笑って観にきてね。
ずっと大切にしてね。
限られた時間しかない私だから。

意外と一冊の本にもキュンとします。
落ち込んでる日の
ちょっとしたプレゼントが効果的です。
センスは大事。
でも短くても下手でも
応援してるの一言が一番嬉しいものよ。

もしも進路に迷って
立ち止まりそうな時は
暖かい豚汁で労って
あなたの料理が心に染みるから

これからもどうぞよろしくね。
こんな私だけど笑って背中押して
今、大切にしてね。
限られた時間しかない私だから。

たまには見学にも付いてきて
泊まりの夜はガッツリな定食屋を
柄じゃないと言わず
恥ずかしがりながらついて来て
広い心と冷静な意見で
一緒に考えて

これからもどうぞよろしくね。
こんな私だけど笑って送り出して
ずっと大切にしてね。
もう少しあなたに観てもらいたいから

3. 高校生サッカープレイヤー 進路のトリセツ(解説編)

ここまで読んで(脳内で歌って)いただき、本当にありがとうございました。

いかがでしたかね?

高校世代は、選手たちが「自分で意思決定できるようになる時期」です。
そのプロセスは、サッカーの上達以上に、人格形成の上でとても大切な時間でもあります。

ただ、親御さんの意向が強くなりすぎると、人生で数回しかない「自分で決断し、それを正解にしていく時間」が失われてしまう。

一方で、選手たちはまだ知識も経験も少なく、サポートが必要なのも事実です。

出過ぎず、されど見失わず。

このバランスを取るための「具体的なトリセツ」を、5つの視点でまとめました。

3-1. 基本的な接し方(メンテナンス)

進路の話を振ると、不機嫌になったり、無口になったり。 でも本音は――あなたが関心を持ってくれていること、内心はとても嬉しいのです。

  • ・遠くから見守って
    嬉しい気持ちを顔に出さないタイプです。過度な干渉は避けて、温かい視線で「待機状態」を保ってあげてください。
  • ・目立ちすぎにご注意
    親御さんの行動が目立ちすぎると、選手の立場が弱くなってしまうことがあります。やる気(バッテリー)の消耗を防ぐためにも、一歩引いた距離感を意識してみてください。

3-2. 進路情報の確認(情報の収集)

進路は、一生モノの大きな選択です。後悔しないための「スペック確認」を、ぜひ親御さんの目線でお願いします。

  • ・投資家としての目線
    最終的な決断(出資)の責任を持つのは、あなたです。必要なときに的確なアドバイスができるよう、進路情報のアップデートを心がけてください。
  • ・細かい仕様のチェック
    条件の「見落とし」は意外とよくあります。否定にならないよう気をつけながら、親目線のシビアなチェックを入れてあげてください。違う角度からの視点は、選手にとって大きな財産になります。

3-3. 選手たちは葛藤している(メンタルケア)

「もう無理だ」――そんな弱音が口をついて出る瞬間があるかもしれません。そんなときは、こんな対応をお願いします。

  • ・「好き」の再起動
    レベルを気にして諦めそうなときは、「上手くなるため」だけでなく「好きだから続ける」という選択肢を提案してみてください。本人がどう感じるか、ゆっくり聞いてあげてほしいのです。
  • ・選手の意思を尊重
    親御さんの「行かせたい場所」になっていませんか?選手自身の「行きたい」という意思を引き出し、背中を押すフォローをお願いします。

3-4. 今しかできない大切なこと(行動とタイミング)

進路決定には「有効期限」があります。早めの準備が、選択肢の幅を広げます。

  • ・学校見学は、久しぶりのお出かけとして
    一緒に行っても大丈夫です。たまには遠出して、二人でサッカー以外の話も楽しんでみてください。
  • ・早めのセットアップ
    高校2年生(最低でも進路決定の2年前)から動かないと、「行きたい場所」ではなく「行ける場所」になってしまいます。タイムリミットの管理は、親御さんのサポートが効くポイントです。
  • ・自分で決める、が大事
    自分で決めた進路なら、選手は勝手に頑張ります。逆に親が決めた道だと、後から言い訳(バグ)が発生しがち。決定権は、できる限り本人に委ねてあげてください。

3-5. スポーツを思いきり楽しめる時間は、年々減っていく(未来への願い)

  • ・サッカーが好きなら、絶対に続けてほしい
    勝ち負けだけじゃなく、泥だらけで最高の仲間とゴールを目指す時間は、人生の宝になります。本人が納得して「もう続けない」と決めるなら、それも尊い決断。でも、続けたい火種があるなら、その火を消さないサポートをぜひお願いしたいのです。
  • ・ペイフォワード
    あなたのサポートのありがたみに選手が気づくのは、きっと25歳を過ぎた頃。でも、その想いが世代を超えて繋がっていくことで、今の社会が成り立っているのだと思います。少し時間はかかりますが、粘り強く見守りながら、この時期を一緒に歩んでみてください。

4. おわりに

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
進路は、選手にとっても、親御さんにとっても、一度きりの大切な時間です。
情報の提供や個別のフォローアップは、やはり専門家の力が必要な場面もあります。
困ったとき、迷ったときは、いつでも頼ってくださいね。
MOISHは、あなたとお子さんの「挑戦へのリミット」を、一緒に外していきます。

本気の第一歩を!

LINE公式アカウントでは
大学情報を検索したり
いつでも気軽に相談できます
LINE サンプル

日本最大級!全国大学サッカー部データベース

300校を超える大学が君の入部を待っている

SNSでも最新の情報を発信しています
ぜひフォローしてください